お気に入りがきっと見つかる。和食器の専門店「器屋にしやま」

毎日の食卓をより楽しくしたいと思ったら、「器」を変えてみませんか。何気ない普段の料理を、よりおいしそうに、おしゃれに演出できるのが器の魅力。今回は、福岡で長きに渡り和食器を展開する、株式会社ニシヤマの社長 太田徹さんにお話をうかがいながら、器選びの楽しさを再発見してきました。

目次

和食器の専門店「器屋にしやま」

1971年から、博多で和食器の卸販売をおこなう株式会社ニシヤマ。卸売りやオンラインストアで販売するだけでなく、百貨店の和食器コーナーをプロデュ―スするなど福岡から和食器の魅力を発信しています。

そんなニシヤマのこだわりを詰め込んたのが、博多リバレイン地下1階にある和食器専門店「器屋にしやま」です。こちらでは、創業時から取り扱いのある有田焼や波佐見焼を中心に、全国各地からセレクトした和食器を取り揃えています。

器屋にしやまには、料理好きの方はもちろん、これから料理を頑張りたいと思っている方にとっても、気分が上がるような器がずらりと並んでいます。美しい絵柄やデザイン、カラフルな色合いで、見ているだけでもワクワクしてしまいます。

「日本の優れた和食器文化を、広めていきたいです」と太田さん。

全国的にも和食器を専門店として販売しているお店は意外に少ないのだとか。たしかに、和食器だけをこれだけの品揃えで展開しているお店にははなかなかお目にかかれませんね。こちら博多リバレイン店の他、福岡市博多区の本社ショールームでも、九州を中心に全国各地の窯元から厳選された和食器を手にとることができます。

友達のように寄り添う『うつわ』

太田さんのお話の中で、心に残った言葉が「友達のような『うつわ』との関係」。朝昼晩と毎回変わっていく食事ですが、盛り付ける器はいつまでも使っていけます。楽しい日もそうでない日も…毎日の食卓に寄り添う、友達のような『うつわ』。こちらでは、そんなお気に入りを探してほしい、という思いを込めてセレクトしているのだそう。

食卓を楽しくする、おすすめの器たち

こちらは、福岡市博多区山王に本社を構える株式会社ニシヤマのショールーム。一般客も購入することができます。

まるで和食器の博物館のように、所狭しと美しい器が並んだ空間。美を極めた器、素朴なデザインの器、思わずくすっとしてしまうような楽しい器などラインナップも豊富です。

それでは、食卓を楽しくしてくれるおすすめの器たちをご紹介します。

可愛らしく温かみのある小石原焼

素朴で温かみのある風合いが魅力の小石原焼。そのなかでも、目を惹いたのが伝統と新しさを感じさせる「やままる窯」「圭秀窯」の器たちです。

陶器づくりには欠かせない、釉薬を手づくりするなど小石原の恵みを作品に生かす「やままる窯」。写真の「 どんぐりカップ」は、ほっこりとした可愛らしいデザインだけでなく、蓋付のため注いだ飲み物が冷めにくいのも魅力です。

女性目線で生み出される遊び心のあるデザインと確かな技術が融合した「圭秀窯」。写真は、個性的なデザインが目を惹く豆皿。どんな食事にもなじむシックな色合いも素敵です。

ちょっとしたギフトにも喜ばれそうな、箸置き。ごはんやパン、れんこんなど、楽しいデザインがいっぱいです。

食卓が華やぐカラフルな器

食卓を華やかにしてくれそうな、カラフルな器も勢ぞろい。和食器ではめずらしいパステルカラーがおしゃれですね。

グッドデザイン賞を受賞した醤油さしをはじめ、シンプルなデザインのカラフルな器たち。落ち着いた色合いのため、色を多用しても上品な印象に仕上がっています。

食卓に美しく収まり、モダンな雰囲気を演出してくれるのが波佐見焼の角皿。鮮やかな色合いで華やかさを添えます。凹凸があるため、油が落ちやすいデザイン。天ぷらや焼き魚などを盛り付けるのにも最適です。

ギフトにおすすめの器

桐箱入りのお茶碗は、器だけでなく箱もおしゃれ。ひとつひとつ色柄の異なる美しいお茶碗は、ご家族やご友人などへのギフトにぴったりです。

日本に伝わる伝統文様をモチーフにした「小紋シリーズ」は、ハレの日にぴったり。縁起の良い吉祥柄があしらった箸置きは、ギフトボックスも付いています。

豆皿は、おかずだけでなくスイーツなどの盛り付けにも。和洋問わず使えるシンプルなデザインに、吉祥柄の美しさが際立つ器は、内祝いや結婚祝いなどにも喜ばれそう。

粋工房の美しいガラスの器

マルティグラスを源流とする、粋工房のガラス製品。太田さんによると、ガラス製品づくりは、わずかな調合の違いで色合いが全く変わってしまうため、とても高い技術が必要なのだとか。これほどまでに、美しい色を実現している工房はなかなかないのだそう。

色鮮やかな箸置きも、ジュエリーのように美しく見惚れてしまいます。桜がデザインされた箸置きは、ペーパーナフキンやメモをはさむなどインテリアとしても活躍しそう。

陶器のアクセサリーも充実

陶器をパーツに使用したアクセサリーも充実。

陶器の新しい可能性を広げるため、生み出されたのが「器屋さんのアクセサリー」です。各窯元からセレクトされたアイテムの他、オリジナル商品も展開しています。

「身につける小石原焼・身につける有田焼」をテーマにした、個性的なアクセサリーが目を惹きます。

陶器に華やかなパーツを組み合わせた、他にはない個性的なアクセサリー。陶器ならではの温かみや優しい素材感は、ファッションにも新しい風を運んでくれそう。

優しい色合いとモダンなデザインが魅力の美濃焼「やきものアクセサリー」。デイリーコーデになじむ洗練された佇まいで、若い世代から大人世代まで幅広く人気を集めています。

「お気に入りの器」で心豊かな暮らしを

お話をうかがいながら素敵な和食器を見ていくと、器の魅力は「食卓を囲む時間を楽しくすること」「家族や大切な人たちとの思い出をつなぐこと」など、「豊かな心」をもたらすものなのだと強く感じました。

器に少しこだわることで、不思議と丁寧な暮らしを意識するようになるもの。一食一食を大切にする時間は、心豊かな暮らしへと導いてくれます。あなたもぜひ「器屋にしやま」で、自分だけのお気に入りを探してみませんか。

株式会社ニシヤマ

〒812-0015 福岡市博多区山王1-14-8

TEL:092-474-0241

器屋にしやま 博多リバレインモール店

福岡市博多区下川端町3番1号 博多リバレインモール 地下2階

TEL:080-3370-2480

営業時間:10:30~19:30
店休日:年中無休(元日以外)

※情報は取材当時のものです。最新情報は各自ご確認いただきますようお願いいたします。

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この記事を書いた人

1980年福岡生まれ。ファッション業界を経て、2010年にライターに転身。福岡(博多)を拠点にフリーランスのライターとして活動中。2017年に福岡ライフスタイルメディア「~福岡暮らす~FUKU-KURA」を開設。その他、さまざまなメディアでインテリア、ライフスタイル記事を中心に執筆。趣味は、舞台観劇(特に宝塚)と模様替え。
執筆者詳細はこちら:https://naomi-spring.com/

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