自宅で過ごす時間が長くなっている昨今、「おうち時間をどう過ごすか」ということが日々の充実感に繋がっているように感じます。
そう考えると日常のなかで楽しみを感じられるひととき、「食事やお茶を楽しむ時間」はとても大切なもの。ご紹介するのは、そんな時間に彩りを添えてくれる「Sghr スガハラ」のガラス製品です。
今回、広報担当の菅原加代子さんとリモートで繋がりお話をうかがうことができました。前編と後編にわけて、Sghrとガラスの魅力をたっぷりとお届けします。
「Sghr スガハラ」ってどんなブランド?
豊かな自然に抱かれ、ゆったりとした時間が流れる千葉県九十九里町に工房を構える「Sghr 」 。日本有数のガラス製品ブランドです。
幅広い世代のガラス職人たちが精魂込めてカタチにしたガラス製品は、有名レストランをはじめ国内外の多くの方たちに愛されています。
Sghrの特徴は、なんと言ってもデザインから製作までを職人ひとりひとりが手掛け、独創的な作品を数多く生みだしていること。サイズ違いや色違いを含めると、その数なんと4000種類以上あるのだそう。
それぞれの職人が持つ、「感性や持ち味」が存分に生かされた製品が並びます。

日々ガラスと真摯に向き合い、「ガラスの一番美しい瞬間」を製品に閉じ込める。
それが、Sghrの職人たちに共通するテーマ。
ガラスと対話するように丁寧に繊細に、時に大胆に製作する過程で、「最も美しく輝く瞬間」をカタチにしているのです。
だからこそ高い品質と洗練されたデザインを両立した、唯一無二のガラス製品が誕生し続けているのでしょう。
私も、そのハッとするほどの輝きと美しさに魅了されているひとりです。

Sghrの魅力は、リュクスなホテルディナーなどにもふさわしい上質感を持っている一方で、家庭で使うのにも自然になじむ懐の深さがあるところ。
頑張って特別な料理や飲み物を用意しない日でも、普段の暮らしに寄り添ってくれるガラス製品が多数揃っています。
とはいえ、こんなに素敵なガラス製品どうやって使えばいいのだろう?
写真を眺めながら、そう感じた方も多いのでは?
そんな疑問のヒントをくれるお店が、九十九里にある「Sghr cafe」です。
ガラスの楽しみ方を提案する発信地
九十九里のガラス工房の敷地内には、素材や味にこだわった食事やスイーツ、ドリンクをいただけるカフェが併設されています。もちろんこちらでは、Sghrのガラスの器やグラスが多数使われているんですよ。
都心から少し離れた九十九里までせっかく足を伸ばしてくださったのだから、少しでもゆっくりしていただきたい、そして日々の暮らしにSghrのガラス製品を取り入れるヒントを持ち帰っていただきたい…
そんな思いが込められたカフェ。
レストランではなく、あえてカフェにこだわるのには理由があるのだそう。
Sghrガラス製品のベースにあるのは「暮らしのなかで使ってこそ、ガラスがもたらす本当の豊かさを感じられる」ということ。
決してよそゆきではなく、日々の暮らしに近い場所で使ってほしい。そんな想いからレストランではなくあえてカフェを選び、Sghr製品の魅力を伝える発信地となっています。
たしかに、写真のサンドウィッチが盛りつけられているガラスプレートも、カジュアルに気負いなく普段使いできそう。
それにしても、パンをガラスに盛りつけるなんて考えもしなかった!とても新鮮です。
2020年に5周年を迎えたSghr スガハラショップ 福岡
九十九里は少し遠い…そう思ったあなた、福岡にもお店はあります。
博多の市街地を流れる博多川沿い、博多リバレインモールに店舗を構えるのが福岡店。2020年で5周年を迎えたこちらは、九州初のSghr アンテナショップとしてオープンしました。
店内は、ギャラリーのように美しくラグジュアリーな空間。ひとつひとつのガラス製品が「私を見て」と言っているように輝きを放ち、眩いばかりです。
眺めているだけでも、幸せな気持ちになれますよ。
私も2019年に取材でこちらにうかがって以来、Sghrのファンに。
ニーズに合わせて的確なアドバイスをくださる頼もしい店長が、あなたにぴったりの一品を選んでくれます。自分へのご褒美に、大切な方への贈り物に…数多くのシリーズのなかからあなただけの「運命の出合い」があるはずです。
それでは加代子さんにうかがった、Sghrのガラス製品を家庭で楽しむアイデアをご紹介していきましょう。
Sghrのガラス製品、家庭ではどう楽しむ?
サラダなど冷たいものを盛りつける

まずは私たちにもなじみ深い「ガラスの器×冷たいもの」の組み合わせ。
色とりどりの生野菜や果物を盛りつけたサラダ、ポテトサラダなど、ひんやりと冷たくしていただくと美味しい料理にはもちろん最適です。
目にも涼しいガラスの器は、冷製パスタなどのひんやり麺にもぴったり。こちらの写真のようにスクエア型のプレートに盛りつけると、いつもの料理が新鮮に見えます。
ガラスの器の中心を意識して、広がり過ぎないようにこんもりと盛るのが美しく見えるコツ。
温かいものを注ぐ、盛りつける
コーヒーや紅茶・ハーブティー、など温かな飲み物を注ぐのにガラスのカップを使うのも素敵なのだそう。たしかに、ガラスを透過して見える美しい色合いを目でも楽しみながらいただくことができますね。
ガラス製品は冷たいものを盛りつけるのに使う、そんな固定概念があった私。新鮮だと感じたのがこちらの使い方です。
ガラスプレートにアツアツのパンケーキをのせて「ワンプレート」に。陶磁器製や木の器などに盛りつけるイメージのあるカフェメニューを、ガラスプレートに変えるだけでこんなに新鮮です。
加代子さんによると、Sghrカフェでも温かな食事やスイーツをガラスの器に盛りつけて提供しているのだそう。お客様からも「こんな使い方があったのね!」と驚きの声が聞かれるのだとか。ガラスの新しい使い方、早速トライしてみたくなりますね。
インテリアでガラスの魅力を堪能する
Sghrのガラス製品は、食事やお茶の時間を楽しくしてくれるものばかりではありません。お部屋を彩るインテリアアイテムで、ガラスの魅力を堪能することもできます。
インテリアにガラスを取り入れる醍醐味は、「光を透過したときの輝き」を楽しめること。
こちらの写真は、アローム(LEDライト)。周囲の音に反応してゆらぎが変化して、心地よい光を届けてくれます。
アローム:LEDライト ¥19,800(税別 ¥18,000)
ガラスの輝きや美しさを生かしたフラワーベースも人気のアイテム。窓辺に佇むのは、ことり(一輪挿し)です。手のひらにすっぽりとおさまる小鳥のフォルムが愛らしいデザイン。お部屋をナチュラルな癒しの空間に導いてくれます。
使い方がイメージできたら、まずはひとつ、手に取ってみたくなるもの。
数多くのガラス製品から何を選ぼう…そう思った方におすすめのシリーズをピックアップしてご紹介します。
ことり:一輪挿し ¥2,750(税別 ¥2,500)
迷ったらまず選びたい、おすすめシリーズ
1.Sghr の代表作「Duo」
Sghrの代表作として多くの方に愛されているのが「Duo(デュオ)」。「二重奏」の意味を持つ名のとおり、底に向かって2色のガラスを重ねる技法で仕上げられたグラスです。
何も入っていなくても、まるで飲み物が注がれているようなデザインが特徴。薄く口当たりのよい飲み口、手にフィットする持ちやすさ、そして何より置いているだけで絵になる美しさが魅力です。カラーバリエーション、サイズ展開も豊富なので、お好みの一品が見つかるはず。
デュオ:オールド ¥2,585(税別 ¥2,350)
2.一瞬の美しさを閉じ込めた「Cascade」
「ガラスが一番美しくなる一瞬」を実感できる、独創的なデザインが素敵な「Cascade(カスケード)」
どこか宇宙を感じさせる、水面を傾けたように見える幻想的なデザインに目を奪われます。飲み口は軽やかなのに、底に向かって流れるようなガラスの重厚感が魅力。光を透過すると、映った影までが美しい芸術的なシリーズです。
でも、飾っておくままではもったいない。
使いやすさや洗いやすさも抜群なので、日々の定番グラスとして活躍してくれますよ。
カスケード:8オンス オールド ¥2,200(税別 ¥2,000)
カスケード:8オンス タンブラー ¥2,585(税別 ¥2,350)
Sghrのガラスの器で、何気ない日々に彩りを


上質感がありながらも、温かみが感じられる素敵なガラス製品。日々使ってこそ、その豊かさを感じられると私も実感しています。
何気ない日々に彩りをもたらしてくれる、Sghrのガラス製品。後編では、ステイホームな日々のなかで人気のアイテムや、加代子さん自身も愛用されているお気に入りアイテムをご紹介します。お楽しみに。
photo / Sghr スガハラ
取材協力/Sghr スガハラ
文/Naomi.Spring 伊野奈緒美
※情報は取材当時のものです。最新情報は、公式ホームページからご確認ください。

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